顔面神経麻痺(ベル麻痺)症例1

顔面神経麻痺症例1

||患者:男性 50代  ||来院・通院間隔:2021年1月・週2回  ||来院回数:8回

症状と来院理由

来院の1週間前に発症。病院ではベル麻痺と診断され、ステロイド剤と抗ウイルス剤が1週間、集中的に投与された。1週間目の本日よりステロイド剤は減量、抗ウイルス剤は終了したが薬の効果はあまり感じられない。

以前、当院で治療を受けた家族の紹介で来院。

右顔面が全体に重く、まぶたが半分までしか閉じられない、口は「イー」が出来ない、額のしわ寄せが出来ないが主な症状。

施術と経過

首・肩・肩甲骨周辺を診察していくと、顎の周辺・肩甲骨の内側、鎖骨周辺に顔面神経麻痺と関連性がある凝りが認められる。

特に噛みしめのクセがあることから、顎と耳付近の凝りに対して手のツボ、肩甲骨の内側の凝りに肘のツボで緩める。

鎖骨周辺のには足のツボに鍼をする。

顔の表情が少し緩んむ・温かい感じがしたとの事。1回目の治療を終える。

2診目~7診目:普段感じたことが無かった首(顎と耳付近)の凝りを感じるようになる。顔面神経麻痺では重要な箇所なので継続的に緩めていく。
次第に顔の動きが自然な感じになっていく。

8診目:9割以上、顔の動きは発症前まで戻った。首の凝りも消失。以上の事から治療を終了とした。

主に使用したツボ

合谷(R)、養老(R)、曲池(R)、肩髎(R)、開魄(R)、T4(4R)

考察

顔面神経麻痺(ベル麻痺)は、外傷によるものを除けば、主に肩・首周辺の顔面神経麻痺に深い関連性のある凝りを解消する事で、改善できる場合が多くある。

このケースは、発症してから1週間程度と早い段階で鍼治療を開始できた事が、短期間で改善ができた大きな要因になる。

☆解説では裸モデルのイラストを使用しておりますが、実際は治療着を着用します。
☆症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

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