皆さまへ
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「初心忘るべからず」
「生涯かけて誰かの役に立つ職に就きたい」私が鍼灸の道を志した思いです。日々、患者さんの施術をさせていただくことは、当時の私の思いを叶えさせていただいている大切な場です。患者さんが笑顔でお帰りになる時、とても嬉しい気持ちになります。しかし、笑顔には至らなかった患者さんを見送らざるを得ないとき、さらに努力をしよう、と身を引き締めながら臨床の日々を過ごしています。来院してくださった皆さんが笑顔でお帰りになれますよう、初心を忘れず精進して参ります。
鍼灸との出会い
「生涯かけて誰かの役に立つ職に就きたい」という気持ちが固まったのは高校生の進路に悩み始める頃でした。鍼灸への道に進もうと気持ちが固まるより以前、父から「鍼灸の学校に行こうと思ったことがある」と聞いたことから、「鍼灸」というものを知りました。鍼灸について知りたくなり、本を読んだりしているうちに、鍼灸の道へ進み自分の希望を叶えたいと鍼灸学校への進学を決めました。
はじめての臨床
希望に溢れながら入学した鍼灸学校でしたが、あくまで国家資格を取得するための基礎知識の学校です。実際の臨床を肌で感じることはありません。当時、学生でしたが、臨床の現場で働かせていただけるアルバイトを探し、通学の途中駅にある治療院で働くことになりました。そのときの臨床の現場は、今でも強烈な思い出として残っています。一本の鍼で患者さんを笑顔に変えられる、大袈裟ではなく目の前で起こっていたのです。(当然、学生でしたので患者さんへ鍼をすることはできません)
そうした経験をさせていただき、いつか自分の鍼で患者さんを笑顔にしたいという決意を固めました。
臨床の日々
鍼灸の国家資格を取得し鍼灸師として本格的に歩み出しますが、喜びに感じることもあれば挫折を味わうことも多々ありました。病院での勤務では特に無力感を味わうこともありました。それでも私を支えてくれたのは患者さんの笑顔です。私は患者さんを支えているのではなく、患者さんに支えられていると痛切に思っています。私の技術をより磨けば、もっと患者さんの笑顔に出会える、と思っているとき活法に出会いました。
鍼灸と活法の融合
活法との出会い、実はダイエットでした。ダイエットに有効な整体術ということで、初めて触れた整体術が活法でした。もちろんダイエットに有効なのですが、元々、活法自体が治療術ですので、鍼灸治療で来院される患者さんにも当然有効でした。しかも著効だったのです。
「これは本格的に取り入れないと絶対に後悔する」活法の良い意味での怖さを感じました。
現在は、活法研究会に所属し本格的に活法を臨床に取り入れております。また、活法を基に考案された「整動鍼」を取り入れ、新たな鍼灸治療のスタイルとして、日々の臨床に携わっています。