低音性難聴「低音が反響する」

鍼治療による突発性難聴の改善例

突発性難聴・耳鳴り症例5「低音が反響する」

||患者:男性 50代  ||来院・通院間隔:2017年12月・週1~2回  ||来院回数:8回

症状と来院理由

5日前、右耳の低音が二重に反響して聴こえるようになり耳鼻科を受診した。低音性難聴と診断され薬が処方されたが未だ効いている感じがしない。元々左耳が難聴でほとんど聞こえないために焦りを感じ、当院に通院中の知人の勧めで来院。

来院時、院内のBGMも低音域が反響して聴こえる。

治療と経過

右耳に近い首や顎周辺に左よりも筋肉の緊張が顕著にあるために耳への影響が発生していると考える。

肩から首へかけてのコリに対し臀部・腕のツボ1か所ずつに鍼治療をして緩める。この時点では反響は変わらず。

顎周辺、特に後頭部側のコリを足と足首のツボへ鍼をして緩める。わずかに音の反響は弱まる気がするとのこと。1回目の治療を終わる。

2診目(4日後)
いくらかは良くなっているとのこと。耳鼻科での聴覚検査ではギリギリだが基準値になっているとのこと。前回と同様の鍼治療を行う。

3~7診目(週に2回)
音の反響が9割回復してきたとのこと。電話が聴き取りやすくなった。
凝りはだいぶ弱くなっているのでツボを減らし、臀部、足首、手の甲に鍼治療を行う。

7診目の次は1週間、間隔をあけて様子を観る。

8診目(7日後)
音の反響は発症前と同じになり治ったとのこと。

腰が気になるとのことで腰の鍼を行い終了する。

主に使用したツボ

大臀(R)、申脈(R)、合谷(R)、光明(R)、鉤笠(R)

考察

元々左耳の難聴があり正常な右耳が発症したことでご本人も焦りを感じ、早い段階で治療に取り組めたことが期間・回数を少なくできたと考える。もちろん症状の重さも関係するが、突発性難聴は時間との勝負だと改めて思う症例。

突発性難聴・耳鳴りその他の治療例

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突発性難聴・耳鳴りの解説と施術方針

突発性難聴・耳鳴りの施術方針と解説

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