頭痛症例6「後頭部から前頭部・側頭部の片頭痛」
||患者:女性 30代 ||来院・通院間隔:2017年5月・10~14日に1回 ||来院回数:3回
症状
2・3日前から後頭部から前頭部にかけての頭痛。普段は左の方特に強く感じるが今回は右が強い。また、慢性的な肩首のコリも頭痛と同様に普段よりも強く感じる。
頭痛外来で処方されている片頭痛薬(アマージ)を服用してみたが効果は感じない。鍼灸も時々受けるが、頭痛が改善されても長持ちせず。ただ、鍼灸の良さは認識しているので、「もう少し長持ちできないか」とネットで当院の症例を見て来院。
その他の症状
左肩関節痛
施術と経過
肩の張りがとても強いため、ピンポイントにアプローチする前に腰のツボを使い肩全体を緩める。
左の肩と肩甲骨の内側に凝り感が残るので腰・仙骨のツボに鍼で緩める。
右の後頭部の頭痛と関連する緊張があるため腰と脹脛のツボに鍼をして数分経過すると後頭部の頭痛が解消(10→2)され、1回目を終了。
2回目(10日後)
片頭痛の再発は前日の1回あったのみで、これまで週2~4日は頭痛のため薬を服用していたが前日の1回になった。
3回目(7日後)
頭痛を感じることは無く、肩凝りも「疲れ程度で辛くなることはなかった」とのことなので終了。
不定期ではあるが、月に1~2回再発防止とメンテナンスで通院中。
その他に施術した症状
なし
主に使用したツボ
空髎(R)、承山(R)、大臀、膀胱兪(L)、腰海(L)
考察
慢性的で片頭痛を服用している場合でも、問題となるポイントをしっかり見つけていくことで少ない回数で解消した症例。