偏頭痛と吐気・嘔吐

鍼灸による偏頭痛・吐気・嘔吐の改善例

頭痛症例14「長く歩くと偏頭痛と吐気・嘔吐」

||患者:男性 40代  ||来院・通院間隔:2019年月8月・週1~2回  ||来院回数:5回

症状と来院理由

来院の3ヵ月前から、頭痛に吐気・嘔吐を伴う。脳神経外科にてMRI検査を受けたが脳に異常は無かった。片頭痛の鎮痛剤を服用して経過をみている。

特に休みの日に外出して長く歩いた後、急に頭痛と嘔吐する。普段はデスクワークで長く歩くことは殆どない。

以前、頭痛で当院に通院していた知人の紹介で来院。

施術と経過

来院時には、片頭痛はわずかに起きていたが吐気はなかった。

たくさん歩いて起こる症状のため、足の疲労が片頭痛や嘔吐につながっていると考え、頭痛、消化器系が共通する凝りを肩・首、肩甲骨周辺から探し出す。

いずれも骨盤部や足のツボに鍼施術を行い、それぞれの凝りを緩めると、わずかに起きていた頭痛は治まる。

2~3診(週1~2回通院):週末に歩き回る事があったが、症状は以前より弱く、吐くことは無かった。
4診目(2週間後):朝から夕方、歩き回ったが疲れただけで、頭痛・吐気症状は出なかった。
5診目(3週間後):その後、頭痛・吐気症状は出ず。症状が安定していると判断し、終了とした。

主に使用したツボ

聚労(LR)、臀中川(LR)、足三里(LR)、玉竧(R)

考察

「長く歩く」ことにより片頭痛や吐気・嘔吐に関連する肩や首の凝りは、別々のようで実はしっかりと関連性があることを認識した。

解説
東洋医学では、足の「脛=スネ」に沿って、胃や腸といった消化器系のツボが集まっています。代表的なのが「足三里」といって胃腸の調整や足の疲労に使われることが多くあります。
整動鍼では消化器系のみならず、背中や肩のあたりの凝りに対して「足三里」を使います。

☆解説では裸モデルのイラストを使用しておりますが、実際は治療着を着用します。
☆症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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