額と頬骨あたりの痛み(群発性頭痛)

鍼灸による群発頭痛の改善例

頭痛症例11「額と頬骨あたりの痛み(群発性頭痛)」

||患者:女性 40代  ||来院・通院間隔:2018年月6~7月・週1~2回  ||来院回数:8回

症状と来院理由

2週間前から左側の額と頬骨が痛む。特に夜になると現れる。来院時も「ぼんやりと痛む」。

頭痛外来を受診し「群発性頭痛」と診断された。数年前も同様の症状で同じ診断を受けた。今回の痛みは症状は弱いがそれに似ている。

処方された薬を飲んでいるが一時的には良くなるが、また症状が現れる。しばらくこれが続くのかと思うと苦痛に感じる。当院に通院中の家族の紹介で来院。

施術と経過

頭の付根の辺りが特に筋肉の緊張があり、押すと痛みを感じる。また、肩全体、肩甲骨の内側に強い張りがある。
肩全体を緩める目的で骨盤のツボに鍼を行い緊張を解く。
頭の付根辺りの強い緊張に対して仙骨と肩甲骨内側のツボに鍼で緩める。この時点で、ぼんやりと痛むのが無くなる。

首の側面の張りが取り切れないので手のツボに鍼をして緊張を解く。
頭痛症状が取れたので、その日の施術を終える。

2診目(3日後)
施術の当夜は頭痛を感じることは無く、よく眠れた。翌日の晩に少し感じ、昨晩も感じた。
同様の内容で鍼を行う。

3~5診目(3~4日間隔)
施術の翌日以降の症状は徐々に弱くなり、全く感じない日もあった。
1週間毎の通院間隔に切り替える。

8診目
1週間以上、頭痛を感じることが無かった。
症状が安定していると判断し施術を終了する。
その後も予防と疲労回復目的に月2~3回の間隔で通院中。

同時に施術した症状

なし

主に使用したツボ

聚労(L.R)、肩稜(L)、下髎(L)、下椎、合谷(L.R)

考察

頭痛の中でも顔面部に痛みが起こり、時には耐え難い痛みになることもある。筋肉の強い緊張の原因を見定めてアプローチすることで、薬の効き目が弱く感じる場合でも鍼施術で改善できることがとても多い。

☆解説では裸モデルのイラストを使用しておりますが、実際は治療着を着用します。
☆症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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