バタバタする耳鳴りと耳閉感

鍼灸による耳閉感・耳鳴りの改善例

突発性難聴・耳鳴り症例9「バタバタする耳鳴りと耳閉感」

||患者:男性 30代  ||来院・通院間隔:2019年6月~8月・週1~2回  ||来院回数:12回

症状と来院理由

来院の3週間前から右耳閉塞感とバタバタとする耳鳴りが断続的に起こり、耳鼻科を受診した。聴力検査では「低音域の難聴」と診断された。低い音が反響して聴こえる。

今回の症状が起こる1カ月半ほど前にも同じような症状があり、耳鼻科からの処方薬を数日服用して治まった。

年を通じて多忙で、睡眠時間が3~4時間がほとんど。

施術と経過

難聴や耳鳴りと関連が深い顎の周辺を診察すると、日頃から歯ぎしりや口を開け閉めしたときにカクカクする。そのため、右の顎・首の周辺が左に比べてコリが強い。足首と手のツボに鍼を行い顎近辺の緊張を緩める。

その他に、手と足、背中のツボで首と肩のコリを緩める。

2~6診(週1~2回通院):耳閉感はほぼ正常に回復していく。耳鳴りは波はあるが気にならない時間が増えていく。

7診目:耳鼻科での聴力検査で正常になる。耳鳴りは静かな所で「ブー」と薄っすら聴こえる。

8~10診(隔週通院):疲れている時に微かに鳴るが、数十秒程度で治まる。

11~12診(隔週通院):耳鳴りをほとんど忘れるくらいになる。症状が安定していると判断し、施術を終了する。

月に2回程度、疲労回復と再発予防のため通院中。

同時に施術した症状

なし

主に使用したツボ

養老(L)、申脈(L)、玉陽(L)、合谷(L)、肩参(L)

考察

歯ぎしりや噛みしめ癖による顎関節のコンディションを整えることと、その癖と関連性のあるコリを改善することが、難聴・耳鳴りへのアプローチには必須だと考える。

☆解説では裸モデルのイラストを使用しておりますが、実際は治療着を着用します。
☆症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
突発性難聴・耳鳴りその他の症例

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突発性難聴・耳鳴りの解説と施術方針

突発性難聴・耳鳴りの施術方針と解説

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