症例

頭を動かすと「フワン」「クラクラ」するめまい

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鍼治療により改善した眩暈の症例

めまい症例4「頭を動かすと「クラクラ、フワン」とするめまい」

患者

50代 女性 -2017年9月来院-

症状

1週間前から振り向くなどで頭を振る時、一瞬「クラクラ」「フワン」という揺れるめまいがする。脳外科を受診しCTでは「異常なし」と言われ、薬が処方され服用しているがあまり効かない。
当院に通院中の家族の勧めで来院。

その他の症状

なし

治療と経過

CT検査で脳に異常はないことを考えると首や肩周辺のコリとの関係が深いと考える。それを踏まえて顎関節や後頭部かから首、肩にかけて丁寧に触診すると、左前の首、左の肩に強い筋緊張がある。ムチ打ちの経験があるためか、日頃から「肩がバリバリに凝る」とのこと。

仕事がデスクワークとのことから坐骨にある【承扶(L)】に鍼をすると左の肩の強い筋緊張は半減。左前の首と肩の緊張をさらに緩めるために手のツボ【合谷(L)】に鍼をする。

一旦、座った状態、立った状態で振り向いてもらうと、めまい感は減弱する。凝り感はほぼ感じなくなる。

左の顎関節辺りのくぼみが右と比べると浅く、圧痛もある。さらに首と後頭部の境界(C1)にピンと硬いコリも確認できる。左のくぼみ部分に対して手のツボ【養老(L)】、後頭部に対し足首のツボ【大鍾(L)】に鍼をして数分。

再度、めまい感のテストをしてもらうと、めまい感はほぼ(9割)減少する。残りの1割は時間の経過で様子を観てもらう。

2診目(4日後)
その後、めまいが出現することは無く過ごせた。
めまいの反応が出ていないので肩凝りの鍼治療を行い終了する。

主に使用したツボ

養老(L)、大鍾(L)、合谷(L)、承扶(L)

考察

病院の精密検査で脳に異常が無い場合の多くは、首や肩を中心としたコリとの関連が考えられる。

めまいのタイプによりコリの反応が異なることが多いため、丁寧な触診によりしっかりとツボを見極める必要が早期改善につながる。
めまい症例(治療例)集

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