足の痺れ・坐骨神経痛「輪ゴムを踏んでいるような違和感」

鍼灸・活法整体足による足の痺れの改善例

しびれ・坐骨神経痛症例14「足の痺れ・違和感」

||患者:女性 60代  ||来院・通院間隔:2019年5月・週1回  ||来院回数:4回

症状と来院理由

2年程前、追突事故に遭って以降、足の甲と裏に「輪ゴムを踏んでいるような、下駄の鼻緒が当たっているような」感覚が両足(右が強い)にあり、また右膝下の外側に沿って、常にピリピリ感がある。

ペインクリニックと整形外科でのレントゲン検査ではすべり症と診断を受けている。
現在、ペインクリニックでは2カ月に1度、ブロック注射を受けている。

腰痛は慢性的にあり、よく右脚の付け根が突っ張る。

以前、通院していた鍼灸院の鍼灸師が、遠方に移転する際、当院を紹介されていたのを思い出して来院。

治療と経過

元々、腰痛が慢性症状としてあったため、腰および臀部に問題があった上、事故を発端に足へ症状が及んだものと考え、腰臀部へのアプローチを主体に行う。

腰椎の2~4番目のツボに鍼をすると足の痺れは半減する。
すべり症があるので、すべり症と痺れの活法整体を行うと足の痺れが消失。

2~4診(1週間~14日おき):3診目では、しびれ症状が無くなっていたので、4診目は少し長めに様子を観たが、しびれ症状を感じることは無かったため、終了とした。
現在、1ヵ月に1~2回、腰痛のメンテナンスで通院中。

主に使用したツボ

L2(1LR)、L3(LR)、L4(R)

活法整体

膝裏拘縮取り、外腹斜筋導引、梨状筋導引、坐骨上げ、すべり症導引、骨曲げ

考察

交通事故を発端に足のしびれ症状となったが、もともと腰のコンディションがあまり良くなかった可能性があるので、腰および臀部へのアプローチを集中的に行うことで、2年間、定期的に通院していたブロック注射が必要なくなるまで回復できた。

☆解説では裸モデルのイラストを使用しておりますが、実際は治療着を着用します。
☆症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。
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