足底筋膜炎・モートン病症例7「裸足で歩くと切られるような痛み」
||患者:女性 30代 ||来院・通院間隔:2018年月5月・週1回 ||来院回数:1回
症状と来院理由
6ヵ月前、しゃがんだときに左足裏の指の付根に痛みが走った。徐々に痛みが強くなり歩くのも辛くなったので、整骨院でインソールを作り、2カ月間通院もした。靴を履いて歩くのは緩和されたが、家の中など裸足で歩くときに「切られるような痛み」が取れなかった。
ネットで当院の症例を見つけて来院。
施術と経過
足裏の痛みの部位を確認し、ふくらはぎと関連が深い部位の痛みだったため、先ずはふくらはぎ全体を緩める目的で骨盤のツボに鍼を行い、ふくらはぎの筋緊張は大幅に改善。
この時点で裸足で立った時の痛みは半分以下になる。
次にふくらはぎに残った筋緊張を緩める目的でふくらはぎのツボに鍼を行う。裸足で立ったり歩いたり、しゃがみながら体重をつま先にかけてみても痛みは改善した。
痛みの改善が確認できたため終了した。
同時に施術した症状
なし
主に使用したツボ
上髎(L)、下承山(L)
考察
歩く距離を考えたら家の中よりも外の方が長いため、インソールは良かったと考えられる。そのため、足裏以外の症状は無かった。ただ、裸足ではインソールによる補助ができないため、根本的なアプローチが必要になる。このケースでのアプローチすべき場所はふくらはぎがポイントになった。
☆症例について
同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。