症例

中腰で顔を上げると腰・背中が痛い

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鍼治療で改善した腰・背中の痛みの治療例

腰痛・坐骨神経痛症例5「中腰で顔を上げると腰・背中が痛い」

患者

30代 男性 -2017年2月来院-

症状

1か月前、中腰で顔を上げて仕事をしていると腰から背中のあたりに「ピキっ」と痛みが起こった。それから、中腰で顔を上げるたびに痛みがあり、仕事に差し支えが出ている。以前、ぎっくり腰を何度か経験しているが、今回は経験してきたぎっくり腰とは感覚的に違う。

また、腰を反らせると腰の下の方が痛い。

ぎっくり腰をすると行っている整体に何度か行ってみたが一向に変化が無く、ネットを見て来院。

その他の症状

なし

治療と経過

実際にどのような姿勢で痛みが発生するのかを確認。腰背部の起立筋の緊張は強く、圧痛も強い。

「中腰+顔を上げる」で腰および背中に痛みがある場合、背中の胸椎6番にその問題がある場合が多いので、胸椎6番の右側に筋緊張を確認する。実際にも右側の方が痛みが強いとのこと。

胸椎6番右側の筋緊張を手の【六谿(R)】に鍼をして緩める。中腰で顔を上げる姿勢で確認すると痛みは8割減。先ほどよりもさらに腰を前屈して顔を上げるとまだ少し気になるとのことなので、次に胸椎9番の筋緊張を確認し、足の【玖路(R)】に鍼をした。同様に姿勢をとってもらうと気になる問題は解消する。

腰を反らせると腰の下方に重みが増すので、腰椎5番の緊張を確認し、足の【玉天(R)】に鍼をして鍼を抜いた後、同様に腰を反らせると痛みは解消。鍼治療前よりも反らせるようになる。

後は、腰の動きを整え、背中全体の緊張を緩めるために活法整体【腰痛パターン】【腰背導引】を加え、症状は全て取れたので終了とする。

主に使用したツボ

六谿(R)、玖路(R)、玉天(R)

活法整体

腰痛パターン、腰背導引

考察

今回のケースでは「頭を上げると痛む」逆に「頭を下げると痛くない」という些細な違いのようであるが、治療視点においては大きな違いがあり、当然、治療に用いるツボも異なる。その違いは問診を丁寧に行うことが大切だと感じた症例。
腰痛・坐骨神経痛症例(治療例)集

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