症例

肩がズキズキ痛む

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鍼治療・活法整体による肩凝り・頸肩腕症候群の改善例

肩凝り・頚肩腕症候群症例1

患者

60代 男性 新座市 -2015年10月来院-

症状

左肩の痛み(じっとしていてもズキズキ痛む)
7日前、落ち葉を集めて、重い鉄棒を使って落ち葉を圧縮する作業をやった。当日から痛みを感じていたが悪化することもなかったので湿布を貼っていた。しかし、2日前の朝から肩にズキズキと激痛が走り、何もしていなくてもジンジンと肩が痛く眠れない。どうにもならなく以前当院で良くなった経験がある家族の紹介で来院。
患部(左肩)は右肩に比べると腫れているのが見るだけでもわかり、触診すると熱もある。強い炎症が起きていることがわかる。腕を上げようとすると45度くらいまで上げられるが、かなり苦痛を伴う。腕を下ろすときも痛みを伴う。
特に痛みが強く感じるのは、肩の前と外側。
下から前方に向けて腕を上げる動作(拳上)は80度くらい。下から外方向に上げる(外転)は痛みが強いので不可。

治療の内容と経過

患者さんへは、患部へ鍼や整体をすることはしないこと、炎症が強いので施術は色々と手を加えることは控える旨を伝える(患者さんはそれが不安だった)。
五十肩を含む肩関節の痛みの起点となる背骨に反応があるかを確かめる(整動鍼の考え)。相当する反応があるので、頸(くび)のツボに座ったまま鍼をする。鍼をしたまま数分後、再度、動きと痛みを確かめると80度→100度、外転は30度くらいまで動きの改善があり、痛みも軽減する。この時点で「触れなくてもズキズキする痛み」は消失している。
続けて、腰と外踝(くるぶし)のツボを患部を上に横向きで寝た状態で鍼をし、同様に数分。鍼を抜いた後、同様に確認すると100度→120度に改善するが下すときに激痛、外転は変わらず。
再び座った状態で手の甲のツボ、背中のツボに鍼をする。これまでの大きな変化は無いものの、動きやすさと痛みの改善が認められる。
患部に触れた患者さんが「腫れと熱が引いてる」と言うので、触れてみると確かに軽減している。触れても痛みは差ほどでもないという。
これ以上、治療を加えることは再度悪化を招く可能性があるので、今回はこれで終える。

2回目(2日後):「前回の翌日の午前中まで痛みはあったが、それ以後は良くなった」とのこと。腕を下していても痛みはなく、洗顔等もできるようになった。
拳上、外転はそれぞれ120~150度まで挙げられ、少し痛みは出るが下すときの痛みはない。
前回と同様のツボを使って鍼をする。

3回目(5日後):何事もなかったように痛みや動かしづらさは無くなっている。少し肩こりがあるので、肩こりに対応する。
当初の症状が完治したものと考え、終了とする。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ・整体手技

鍼治療:C5(1L)、志室、足太陽、申脈、腰腿点(2L)
活法整体:なし

考察

肩関節の動きは、頸椎を起点としていると整動鍼では考えている。その頸椎は股関節も起点となるとも考えられている。そのため、頸椎の他に股関節の動きに関連する腰のツボにも着目するなど、より遠隔からのアプローチにより肩関節の可動域改善と同時進行で消炎鎮痛を早めることができた。
今回は3回以内で終了することができたが、長中期におよぶいわゆる慢性症状の場合は、もう少し回数はかかる可能性はある。

肩こり・頚肩腕症候群

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